• Web監視の重要性と最適なソリューションを選ぶ方法

    2016.11.24

    AppDynamics

    Web監視の重要性と最適なソリューションを選ぶ方法

    Web監視とはいわばWebサーバー、ネットワーク、アプリケーションを監視することでパフォーマンス低下を察知、ボトルネックとなっている部分を洗い出すことでパフォーマンスを維持するための業務です。

    こうして言葉で表すと簡単な業務のように思えますが、システム環境が複雑化・多様化している現在、Web監視はそう容易ではありません。

    今回はそんなWeb監視の重要性と、業務遂行のための最適なソリューション選びについて紹介していきます。

    なぜWeb監視は重要なのか?

    Web監視が重要な理由は3つあります。それぞれがビジネスに密接に関わっているので、非常に重要な業務なのです。

    1. パフォーマンス低下を素早く察知する

    社内向け業務システム、Webサービス、ブログなど、いずれにも共通していることは“エンドユーザーが存在する”ということです。

    社内向け業務システムなら各部署の社員、Webサービスなら料金を支払って利用しているユーザー、そしてブログならそれを閲覧しているユーザーです。こうしたエンドユーザーは常にパフォーマンス性の高いシステムやサービスを求めています。

    それはビジネスやプライベートに関わらず、人間は常に効率性の高いものを求めているということでもあります。

    つまりシステムやサービスのパフォーマンス低下はエンドユーザーにとって“利用価値が下がる”要因の一つですので、運営側として常にパフォーマンスを監視し、問題があれば適宜対処していかなくてはならないのです。

    2. エンドユーザーのストレスを軽減する

    Web監視によって問題対処を迅速化してシステムやサービスのパフォーマンスを維持・改善することができれば、エンドユーザーが感じるストレスを軽減することができます。

    例えばWebサービスのレスポンス速度が100ミリ秒(0.1秒)のサービスAと、200ミリ秒のサービスBがあったとします。こうして数字で見ると大した違いはないように感じますが、実際に利用しているエンドユーザーからすれば体感的にかなりレスポンスの違いを実感するのです。

    例えば100ミリ秒のレスポンス差であったとしても、エンドユーザーは少なからずストレスを感じます。毎日利用するようなWebサービスでは、この些細なストレスの差が顧客満足度の大きな低下を招くのです。

    このことは社内向け業務システムであっても同様です。Webサービスと違って直接的に売上には関係しませんが、労働生産性を低下させるには十分でしょう。

    だからこそ、Web監視によってエンドユーザーのストレスを少しでも取り除く必要があるのです。

    3. UX中心のネットビジネスには必要不可欠

    UX(ユーザーエクスペリエンス)とはエンドユーザーが商品やサービスの認知から購買に至るまで、さらに購買後の利用期間を通じて得る“体験”を指す言葉です。UXを高めることはエンドユーザーにとってベネフィットとなり、商品やサービスの価値が向上し、売上の拡大やブランド力の向上へと繋がっていきます。

    そしてWeb監視はこのUXを向上させる上で非常に重要な要素なのです。

    Gomez社が行った調査によると、Webページの表示速度が1秒遅くなると顧客満足度が16%低下することが分かっています。これはつまりUXの低下を意味し、エンドユーザーにとって快適な“体験”を提供できていないということです。

    出典:Gomez社ホワイトペーパーhttp://www.mcrinc.com/Documents/Newsletters/201110_why_web_performance_matters.pdf#page=3

    しかし逆を言えば“パフォーマンスを維持あるいは向上すればUXも向上する”という意味でもありますね。

    ネットビジネスやデジタルマーケティングなど、Web上のものに支配されつつある現代ビジネスにおいて、UXを考慮した戦略はやはり必要不可欠である、そのUXを向上させるためにもWeb監視が重要なのです。

    最適なソリューションを選ぶためには?

    第一に重要なのはWeb監視と一口に言っても監視対象はいくつかあるので、“何を監視するのか?”を明確にすることです。

    例えばWeb監視の対象というとコーポレートサイトやEコマースサイト、オウンドメディア、ブログサイトなどを思い浮かべる方が多いと思いますが、クラウドサービス(SaaS/PaaS)を利用したネットワーク・システム環境も立派な監視対象です。

    従って“何を監視するのか?”を明確にすることで、選ぶべきソリューションが大きく異なってくるのです。もちろんモバイルアプリケーション分野も監視対象の一つです。

    次に重要なのが“何を目的として監視するのか?”を明確にすることです。

    Web監視を行うことでエンドユーザーのストレス軽減や、UXの向上に繋がると前述しましたが、解決できる課題はこれに限りません。

    例えばネットワーク・システムを監視して無駄に消費されているリソースを検知し、対処することで経営資源を増やすことができます。あるいは誤発信の多い警告アラートを根本的に見直し、対処業務の効率化を図ることもできるのです。

    これらの目的を達成できるかどうかはソリューション選びにかかっています。そして、最適なソリューションを選べるかどうかは導入目的がしっかりと明確になっているということが大前提なのです。

    “何を監視するのか?”と“何を目的として監視するのか?”。この2つはWeb監視ソリューションを選ぶ上で非常に基本的かつシンプルなポイントです。しかし、だからこそ見落とされがちなポイントでもあります。

    複数のソリューションを並べ立てて吟味する前に、まずはこれら2つのポイントをしっかりと押さえて導入の地盤を固めていただきたいと思います。

    アプリケーションパフォーマンス管理(APM)というツール

    本記事を読まれている皆さんが現在抱えている課題を解決してくれるとは限りませんが、おそらく多くの方にとってキーとなるのがAPMツールです。

    APMツールとは“エンドユーザー視点”でWeb監視を行うことで、パフォーマンス低下をいち早く察知、原因分析を行った上でボトルネックとなっている部分を明確にするためのソリューションです。

    つまり、ネットワーク・システム構成からボトルネックとなっている部分を突きとめる今までのサイロ化された監視とはまったく逆の発想です。パズルに例えるなら従来の監視方法では1ピースずつはめ込んでいき、パズルが完成した段階ではじめて抜けているピースを発見します。しかしAPMツールは、まず完成されたパズルを見て、そこから抜けているピースを見つけ出すので検知の速度が段違いなのです。

    原因究明が早ければ対処も迅速化します。対処が迅速があればパフォーマンスを維持できます。結果、エンドユーザーのストレス軽減やUXの向上に繋がるというわけです。

    ブラウザを利用するアプリケーションのユーザー体験を最適化
    AppDynamicsとは

    まとめ

    いかがでしょうか?ほとんどの環境がIT化された現代ビジネスにおいて、Web監視はやはり重要な業務の一つでしょう。企業によってそれぞれ抱えている課題は異なるかと思いますが、適切なソリューション選定で課題解決とそれに伴うメリットが享受されることを願います。

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