• アプリケーションパフォーマンス管理導入で成功するパターン、失敗するパターン

    2016.11.24

    AppDynamics

    アプリケーションパフォーマンス管理導入で成功するパターン、失敗するパターン

    アプリケーションパフォーマンス管理(APM)は、ユーザー視点でのアプリケーションを起点としたネットワーク・システム監視でパフォーマンスの低下を迅速に察知し、かつ原因分析まで行ってくれるソリューションです。

    これにより管理業務の効率化やユーザー満足度向上など、直接的なビジネスメリットを享受することができます。しかし、それもAPMの適切な導入あってこそです。ただ導入すれば上手く活用できるというわけではありません。

    実際にAPM導入に失敗してしまい多大なコストを浪費してしまうケースも珍しくありません。ITビジネスにおいて重要な役割を果たすソリューションだからこそ、失敗は避けたいものですね。

    そこで今回はAPM導入に際し成功するパターンと失敗するパターンの2つについて、導入における重要なポイントを紹介していきます。

    APM導入に成功するパターン

    まずはAPM導入に成功する4つのパターンから紹介していきましょう。

    導入の目的が明確である

    APMに限らずあらゆるソリューションの導入において、目的はプロジェクトの基盤を固めるために非常に重要な役割を果たしています。そして導入に成功する企業とは、必ずこの目的が明確になっているのです。

    目的の明確化を行うためにはまず自社課題について深く理解する必要があります。日頃の業務で課題を薄々と感じている程度では、目的の明確化は不可能です。

    ネットワークやシステム環境において現状どこに、どんな課題が隠れているのか?徹底的に洗い出していきましょう。そして解決すべき課題に優先順位をつけ、重要な課題から具体的な対策案を立て、目標を数値と期間で明確にします。

    こうすることでAPM導入の目的がハッキリとし、以降の導入計画や製品選定を正確に行うことができます。

    ROIを重視している

    APM導入が成功しているか否かを評価する上で重要なのがROI(投資対効果)です。単純な話、導入コストに対してどれだけのリターンがあるかを評価するということになります。

    成功する企業のすべては導入前にしっかりとこのROIを測定し、リターンの確実性を持って導入しているのです。逆に失敗する企業とはROIではなく表面上のコストに意識が向きがちで、適切な製品選定ができていません。

    例えば100の導入コストで100のリターンがある製品よりも、150の導入コストで200のリターンがある製品の方が結果的に多くの効果をもたらします。このように表面上のコストではなくあくまでROIを中心に捉えることで、製品選定の視野が広がり成功の確実性が増すでしょう。

    関連部門を巻き込んでいる

    APMとはネットワークやシステム環境を全体を管理できるシステムでもあるので、いくつかの部門にまたがって利用されています。つまりエンドユーザーが一つではないので、全体のニーズを反映させる必要があるということです。

    成功企業では導入段階から関連部門を巻き込み機能要件を固めているので、導入後にエンドユーザーから不満が漏れることもなく、スムーズに現場に馴染ませるができます。

    試用した上で導入している

    APMの使いやすさや視認性などはユーザーによって相性がある上に、実際に使用してみなとわからない要素が多く存在します。

    成功企業では機能要件の比較だけで満足するのではなく、あくまで“実際に使ってみてどうか”というところまで考えているので、無料トライアルなどで試用した上で導入を決定しています。

    APM導入に失敗するパターン

    次は、APM導入に失敗する3つのパターンについて紹介していきましょう。

    導入自体が目的になってしまっている

    成功企業では必ず目的が明確化していると前述しましたが、いつのまにか手段と目的が交錯してしまっているケースが少なくありません。つまり、APM導入自体が目的となってしまい、課題解決など本来の目的を見失っている状態です。

    こうなると適切な導入計画や製品選定を行えなくなるので、往々にして失敗してしまいます。

    目的がブレてしまわないよう、いくつかのKPIを設定してしっかりと軌道に乗っているかを評価する環境を整えましょう。

    また、APM導入はあくまで課題解決のための手段であり、それ自体が目的ではないということを強く意識してください。

    明確なビジョンが見えていない

    導入後のビジョンが見えていないことから、APMを上手く活用できずに失敗してしまうケースが意外と多くあります。APM導入はゴールではなく、あくまでスタートラインです。

    従って導入後どのように運用していくかを予め視野に入れ、計画を立てておかなけらばなりません。

    ただAPM導入は初めてだという企業がほとんどかと思いますので、ノウハウと信頼のあるベンダーと運用計画を立てていくことをおすすめします。

    現場志向が徹底されていない

    APMを実際に利用するのは経営層ではなく、現場のエンドユーザーです。つまりエンドユーザーから見て使いづらかったりストレスが溜まるような製品を選んでしまっては、成功とは言えません。

    この問題は、どれだけ現場志向で導入を考えられているか?にかかっています。

    前述したように全体のニーズを吸い上げ要件に反映させることはもちろん、無料トライアルなどは現場ユーザーに試用してもらうなど方法は多々あるでしょう。

    営業担当のクライアントが取引先なら、導入担当者のクライアントは社内のエンドユーザーです。営業マンのように社内エンドユーザーを“お客様”と考え、エンドユーザーに寄り添ったシステムの導入を目指す必要があります。

    APM導入における重要なポイント

    ここまで紹介した成功パターンと失敗パターンを踏まえ、APMを導入する上で重要なポイントについてまとめました。

    1. 自社課題を深く理解しAPM導入の目的を明確にすること
    2. 目的がブレないよういくつかのKPIを設定し常に評価すること
    3. 評価の上ブレがあれば迅速に軌道修正すること
    4. ROIを重視し表面上のコストのとらわれないこと
    5. 無料トライアルできちんと試用した上で製品を決定すること
    6. 試用はできるだけエンドユーザーに任せ現場志向を徹底すること
    7. 関連部門全体のニーズを吸い上げ要件に反映させること
    8. 導入後のビジョンを明確にし運用計画を予め立てること

    以上が今回の成功パターンと失敗パターンから考えた導入ポイントです。これらはあくまで基本的なポイントですが、ここに自社独自のポイントを盛り込んでいくことで、成功の確実性を上げていくことができるでしょう。

    まとめ

    今回紹介したAPM導入のポイントについては、その他のソリューションに当てはまるポイントです。APM導入に限らず今後のIT化において活用していたがければと思います。

    新日鉄住金ソリューションズでは、性能管理技術の研究を20年以上行っております。AppDynamicsについても国内最多の導入実績があり、多くの企業に成功をもたらしています。もし、ご興味がございましたらご連絡いただければ幸いです。

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